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公募

【公募】制作・展示支援プログラム「Artists in FAS 2021」


<入選アーティスト>

5月22日に、Artists in FAS 2021 の入選アーティストを選出する審査会を行いました。

審査員2名が滞在制作および作品プランが記入された応募書類等に目を通し、それぞれ十数名程を候補者を選出しました。その後、最終候補の中から入選者4名を決定しました。

◼︎入選(敬称略、50音順)

井上 拓哉   (いのうえ・たくや、1993年生まれ) 茨城県在住

栗田 大地   (くりた・だいち、1995年生まれ) 東京都在住

宙宙 (ちゅうちゅう、1978年生まれ) 京都府在住

羅絲佳  Sijia Luo(らしか)東京都在住

◼︎応募総数
66件[神奈川県内25件(うち藤沢市内6件)、神奈川県外41

審査会の様子


【審査員/審査講評】

OJUN氏[画家]

このレジデンスプログラムのコンペに多くの応募が集まった。それでも昨年に比べて少なかったと聞いている。詳しい理由はわからない。二年にわたる新型ウイルスの影響もあるのだろうか?お互いの距離の取り方、此処から他所への移動と往来、事物への接触にともなう心身の緊張と弛緩。普通なことが普通ではなくなった。でも、躊躇い、遅延、喪失は日々のアクションのようなもので、それと向き合う思索と行為はいつもぼくらの”現在”ではなかったか。ところで、この藤沢市アートスペースからの街の眺めはどこか妙だ。きれいな街並みとその外縁に広がる空き地や丘がつくりだす開発のグラデーションを見て、彼ら彼女らは制作のまにまに手を休め、この一望に何を思うだろう。宙宙さんは、この界隈や汀まで歩いて行って何を見つけるだろう。羅絲佳さんは、この土地の誰かの影に出演依頼をするらしい。想像しただけでゾクゾクする。栗田さんは、余計なものには目もくれず一心不乱に鑿を振るうのだろうか。井上さんは、ここかしこに絵を産み落とすかもしれない。

僕は人の作ったものや考えることが気がかりでならない。というのは、僕はこの歳まで「記憶」、「歴史」、「労働」、「夢」、「身体」、「愛」というものがホントのところわからないできてしまったのだけれど、誰かがそのうちの一つでも教えてくれるのではないかといつも密かに期待しているからだ。他力本願も悲願なのだ。今回4人の日々の制作を見ることは自分の不明を“現在”の日水に晒してみることだと思っている。楽しみというより怖いと言う方があたっている。


1956年東京都生まれ 。1980年東京藝術大学美術学部油画科卒業 、1982 年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士修了 。

主な個展(2013年以降より抜粋)に、「7億8840秒後の此処」ART DRUG CENTER/宮城(2020)、「途中の造物」ミヅマアートギャラリー/東京(2019)、「飛び立つ鳩に、驚く私」ミヅマアートギャラリー/東京(2016)、「OJUN展 まんまんちゃん、あん」国際芸術センター青森(2016)、「OJUN展 —順光品々—」VOID+/東京(2016)、「描く児」府中市美術館/東京(2013)「夢見る、さんの丞」ミヅマアートギャラリー(2013)。
主なグループ展(2017年以降より抜粋)に、「OJUN+小林正人“1日だけの展覧会”」OJUN第3研究室(東京藝大取手校地)茨城(2021)、「シネマ展」代田橋 納戸/galleryDEN5/東京(2020)、「ギホウのヒミツ―OJUN、鬼頭健吾、田淵太郎」高松市美術館/香川(2020)、「本を、つくってみた・アーティストブックの制作と展示」VOID+、ナディフ、ギャラリーターンアラウンド等/東京、仙台各所(2017)、「鬩・OJUN vs棚田康司」伊丹市美術館/兵庫(2017)、「紐帯―日中芸術交流展」寧波美術館/中国(2017)、「下品展」オン・ゴーイング/東京(2017)、「ほったまるびより-part2」(OJUNと吉開菜央)名古屋港税関職員寮/愛知(2017)、「みずのきとわたし」OJUN・日比野克彦・中原浩大 みずのき美術館/京都(2017)。


金澤 韻氏[現代美術キュレーター]

所定の審査用紙には、「AiF参加の意欲」「滞在制作及び作品プランの評価」「実現可能性」「FASで行う必然性」の4項目があって、それぞれ5点満点で審査するようになっていた。2番目以外は施設側の実務的な要望を満たしているかどうかについての項目だ。もしかしたら、このプログラムを始めるときに、あまりレベルの高くない応募者の中からなんとか優劣をつけて選出する・・・という状況を念頭において設定したのかもしれない。でも、錚々たる審査員が審査を積み重ね、実力ある新進作家が輩出してきた、AiFはもう6回目だ。その応募者のレベルは全体に驚くほど高く、ほとんどが参加意欲や実現可能性や必然性などはすでに満たしていて(あるいはそんなことはどうでもいい、というくらい面白いプランで)、そろそろ審査基準の見直しも必要かもしれないと思った次第。そういうわけで、私はほぼこれまでの活動ぶりとプランの面白さを見て審査し、他の項目は補助的に参照するにとどめた。

いくつかの像が混ざり合うような栗田大地の木彫は強烈で、印象に残った。藤沢のいろんな場所を題材にすることでより強いリアリティを獲得するのではないかと期待。水系のリサーチを進め、来場者とイメージを描き出していく宙宙(ちゅうちゅう)の表現も、湘南での展開がより広大なイマジネーションへつながっていくのを楽しみにしている。投影された図像と、行き交う人の影が交錯する羅絲佳(らしか)の作品は、アニメーション表現の面白さを肌で感じさせてくれる。FAS内で実現させて、人々を驚かせてくれるのを見るのが楽しみだ。井上拓哉の絵画は、素直に心に届いてくる。制作場所を変えることで、どのような変化をはらむのか・・・これもまた楽しみである。

最後までポジションを争った複数の作家がいた。当然、今回の当落は優劣ではない。私にとっては出会いとなるわけで、この機会を与えてくれたFASに感謝している。


東京藝術大学大学院、英国 Royal College of Art(RCA)修了。熊本市現代美術館など公立館での12年にわたる勤務ののち、2013年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。国内外で展覧会企画多数。近年企画・参画した主な展覧会に、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020、杭州繊維芸術三年展(浙江美術館ほか、杭州、2019)、AKI INOMATA、毛利悠子、ラファエル・ローゼンダール個展(いずれも十和田市現代美術館、青森、2018〜2019)、Enfance(パレ・ド・トーキョー、パリ、2018)、茨城県北芸術祭(茨城県6市町、2016)など。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。


Artists in FASとは

藤沢市アートスペース(FAS)が実施するアーティスト・イン・レジデンス プログラムで、2016年にスタートし、今年で6回目を迎えます。全国のアーティストから制作したい作品と展示についてのプランを広く募集し、外部審査員による審査のもと、選出されたアーティストに作品制作と展示の機会を提供します。


<審 査>

書類選考により入選者4名(組)を決定。
2021年6月15日(火)にFASのウェブサイトにて結果発表。

※展示場所はFASの展示ルーム、レジデンスルーム、ココテラス湘南ビル内共用部分のいずれかになります


<滞在制作期間>

2021年7月3日(土)〜2021年10月17日(日)

※上記期間中、30日以上(1日6時間程度)FASで滞在制作をすること


<成果発表展覧会>

2021年10月23日(土)〜2022年1月16日(日)

※入選者によるグループ展です。

※休館日:月曜日


<入選>

4名(組)

入選者(組)には、滞在および制作補助として40万円を支給します。

※今年度から、完成した作品の輸送にかかる費用が自己負担となるため、前年より増額しました。

※支給方法:事業終了後に本人名義の口座へ振込みとなります。


<応募方法>

受付期間:2021年4月6日(火)〜2021年5月16日(日)[必着]

◉受付期間内に応募書類を提出してください。
詳細は以下要項をご確認ください

Artists in FAS 2021_募集要項(PDF)


<応募書類>

[応募方法]受付期間中に以下の応募書類を提出してください。

① 藤沢市アートスペース「Artists in FAS 2021」申込用紙
※FASで配布しています。以下からもダウンロードできます。
※応募は一人1件とします。

② ポートフォリオ(任意)
※A4サイズの用紙、(10枚以内)をクリップ等でまとめ、透明のクリアファイルに入れて提出してください(紙に出力したものに限る)。
※DVDやCD等での画像データの添付不可。
※映像の場合、5分以内に編集したものをCDやDVD(movまたはmp4)または、Youtubeなどの動画サイトやインターネット上にアップロードし、閲覧可能なURLをポートフォリオ最終ページ(紙)に明記して提出してください。


〈申込用紙〉


公募チラシ


〈展示場所〉

 

展示ルーム(約200㎡)

レジデンスルーム(約138 ㎡)

ココテラス湘南ビル共用部分(一例)


〈Artists in FAS 2020 〉

成果発表展(2021.3.9-3.21)の展示風景

大石 一貴

大津 芳美

尾﨑 藍

敷根 功士朗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


〈応募に関する注意事項〉

・応募書類はe-mail、FAXでは受け付けません。
・応募書類(①申込用紙、②ポートフォリオ)は返却しません。


〈個人情報の取り扱いについて〉

いただいた個人情報は藤沢市アートスペースにて厳重に管理し、下記目的に限り使用します。

・入選者については審査結果の通知、滞在制作、成果発表展示、図録作成、広報等、Artists in FASの事業遂行に必要な場合

・Artists in FASをはじめとする藤沢市アートスペース主催の事業に関するお知らせ(次年度以降の使用も含む)

・その他藤沢市アートスペースにおいて必要と判断する場合


〈提出先〉

〒251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南6F
藤沢市アートスペース「Artists in FAS 2021」係


〈企画・応募に関する問い合わせ先〉

TEL.0466-30-1816 / e-mail: fj-art@city.fujisawa.lg.jp

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